原点の山、御在所岳
5月1日 鈴鹿山地の主峰、御在所岳へ。 ここは私の山登りの原点であったかもしれません。
適当なヘッディングを飾るショットもありませんが、御在所と云えばやはり岩の鎧。
澄んだ晴れの日、故郷の堤防から東から北へ見渡すと 恵那山、中央アルプス、木曽御嶽山、奥美濃の山々。西は伊吹山、養老の山、そして鈴鹿山脈。 そのなかでも威風を誇る山容は御在所岳、遠くからでもはっきりわかりました。
御在所岳は鈴鹿の主峰、南隣の鎌ヶ岳、北にある藤原岳とならぶ人気の山です。
藤原岳も登りましたが、御在所岳は私が登った初めての山らしい山でした。
多分私の山登りの原点の山かもしれません。
御在所岳へのルートは多彩で、①ロープウェイ ②表登山道 ③中登山道 ④裏登山道 ⑤一の谷登山道 ⑥峠登山道があります。
たぶん一番難しいのは⑤一の谷登山道、急登コース。 昔登ったのはこのコース、19歳の頃だったと思います。 RWをのぞき他のコースの難易度はほほ同じのようです。 今回は御在所岳の代表的な中道コースを登る予定でした。
ところが・・・・
日中天気が崩れ雷雨があるとの天気予報を見て、短時間で登れる峠ルートに変更しました。
懐かしい御在所岳が湯の山に向かう車窓から見えてきます。 湯の山温泉をスキップし鈴鹿スカイラインへ。
超久しぶりの御在所岳へ登るルートは峠登山道コース。 登山口の標高は800Mを超えてます。
鈴鹿スカイラインにある武平峠トンネルの東側駐車場(トイレもあり20台近くは停められそう)から峠への道を登っていきます。 10分ほどで・・
尾根に出たところが峠、尾根を北へ登っていきます。
もうアカヤシオのピークも過ぎていますが、稜線には少し咲き残っています。
西に見える残雪の山は雨乞岳。 雨は乞わないんですが・・・・
なんとこのあとゴロゴロと雷が鳴りだして雨が少しずつ降りだしました。
振り返るとピラミッドのような峰は鎌ヶ岳。 鈴鹿の槍ヶ岳とも云われます。
雨は小雨から本降りとなるような気配。 ザックカバーをつけ、レインジャケットを着ます。 岩場の急登になりストックもザックに収納。
だんだん岩場が出てきました。 花崗岩ですが、雨に濡れると滑りやすいんで早く切り抜けたいが・・・
途中ザレたところ、岩場の登りが続きます。
頂上公園にでます。 左は鎌ヶ岳。 右は御嶽大権現。木曽御嶽神社の分霊が祭られています。
御在所岳山頂です。 駐車場から1時間20分くらい、変化あるコースでしたがあっという間に着きました。
山頂の北にある展望台 ”望湖台”へ行きましたが、琵琶湖は見えず。
見えるは雨乞岳のみ、雨も降ったり止んだり。
山頂には一等三角点の標識。 昔の記憶も定かではないが、こんな立派な標識はなかったはず。
光陰矢のごとし。
アセビの花? 下りで立ち寄った御嶽大権現神社の脇に咲いていました。
御嶽大権現から見た山頂。
雨が止んで、少し青空も見えてきました。
天指し岩。(ピンボケでうまく撮れてなく、この写真は借用。悪しからず。)
登りは気づかなかったんだけど、ザレが急斜面の下り。 峠はもうすぐ。
あっという間に武平峠に到着。 GPSを見たら、わずか往復4KM余。(@_@;) 水平距離にしても少なすぎる感じ。。。 季節とルートを変えれば楽しめそうな山で、人気の山であることが察せられます。
湯の山温泉近くの希望荘の温泉に浸かりました。 露天風呂からの眺めも良くお奨めです。
このあと実家に向かい一泊し、翌朝帰宅の途へ。
今回の近畿南部の二百名山巡り それなりの楽しむことが出来ましたが、百名山で関西遠征した時のような踏破感はない。 紀伊山地の山はピークハントという楽しみ方ではなく、奥駈道、小辺路といった参詣道・古道歩きを線で歩くのが楽しむ。 そんなことに気づきました。
夢は叶わないかもしれませんが、いつかのチャレンジとしたいと思います。
この記事へのコメント
私もRWはよく使います。!(^^)!
知識しかありません、さすがにロープウエイは関係なしですね
なんといっても、懐かしく 楽しかった! 温泉もゆっくり疲れましたよ!
同郷とはいっても尾張地方なんで、愛知県東部の山にはなじみがなく、興味深く記事を拝見させていただきています。 新東名の新しい開通区間を走行しましたが、あのあたりの山へのアクセス、南信の山へも便利になりそうですね。
御在所岳のレポートお待ちしてました。
お天気が今ひとつで武平峠道を選択されたのですね。ここは全登山道の中で最短距離で山頂に立てるコースで、反対側の鎌ヶ岳が一番良く見える爽快な道ですね。
2百名山一筆書きで陽希さんもこのルートを往復されてました。
鈴鹿の盟主と呼ばれるここは、クライミングも含めたバリエーションに富んだ多くのコースに、ロープウェイや山上公園もあって、とにかく四季色々な人種が入り乱れています。あと2~300m標高があって山頂が俗化されてなければ、深田久弥さんも百名山の候補として検討したに違いありません。
原点の山歩きなんてロマンチックですね!
たとえ山頂が俗化されていても、自分はこの懐の深い山が好きです。
のら人さん、お里が知れるとは。田舎です。。
一般道はレポやガイドブックである程度想像つくんですがバリは末知の世界でテンションが入ります。相反するようですがそれも楽しみかもしれませんね。
なるほど、納得です。^^
山は主脈を外すとバリエーションが無限大で、想像していたのとはその景色が一変する事が、驚きと楽しみの一つですね。
しかし、実際には上手に歩いて行けるのか・・・。
四国のお遍路も行ってみたい気もありますが、紀伊の参詣道、古道めぐりに惹かれます。 ただ、時間、体力等が伴っていないと出来ませんが、少なくとも元気に、チャレンジできたらいいと夢想しています。(笑)
コースを変えれば、いろんな花が見れそうです。
よしころん さん、 この日の天気 大崩はしませんでしたがやはり降られました。 長いコースだったら、せっかくの登山も楽しくなくなりますね。 御在所岳はいまだったら高速で1時間半くらいで行けます。 私にとっては今の奥多摩のような距離と時間なのかな? 久しぶりに懐かしく登れることが出来、感慨もひとしおです。
kuwachan さん、 今回は二百をまとめて4座登りましたが、あんまり印象が残りません。 むしろ紀伊山地の山歩き、いいところがありそうで また出かける楽しみが増えそうです。!(^^)!
テリー さん、 山のぼり、花があると癒されますね。 アカヤシオは少し遅かったようですが名残をみれました。
mimimomo さん、 御在所岳は東海地方で有名な山。 たぶん登ってらっしゃるとは察しましたが、やはりすでに登られていたんですね。 お天気はよくなかったですか、 RWもあるんだし、天気の良い日に登れればいいですね。 !(^^)!
creeker さん、 いろんな巨岩が御在所岳にはあります。 予定していた中道コースは岩場を楽しみにしていましたが・・ いづれ。
岩に覆われた山容はまた独特な趣がありますね。
改めて登ってみて感慨も新たになったことと推察いたします。
参詣道や古道歩きをしながらいろんなルートを繋ぐのも達成感のあることと思います。
また夢に向かって歩いていってください。
お花を眺めながらは気分がいいですよね。
全国的な大気が不安定で午前中に下山したかったのですが、あちこちでお花に捕まって気が付けば隣の尾根まで雨雲がきていました ^^;
思い出の山でアカヤシオが迎えてくれましたね♪
盛りのアカヤシオの時期が良さそうな気もしますが
滑りそうな花崗岩、私のような年よりは要注意ですね。
ここ登りましたがお天気悪く、空腹だった思い出が強いわ(><;
下に下りてきてアブに刺されたり・・・(__;
花が咲いていると、ホットしますね。
御在所はクライミングもできて素敵な
山ですね。
ここの良いところはコースがたくさんあるところかな^^