フィスプ VISP
*マルティーニ広場
フィスプVISPはバレー州、ローヌ谷にある交通の要衝です。鉄道は二つの軌道があり、標準軌道のシンプロン鉄道とスイス連邦鉄道SBBを共同運航するレーチェンベルグ鉄道、メーター軌道(狭軌道)のマッターホルン・ゴッタルド鉄道と強硬運行するBVZツェルマット鉄道。東はアレッチ氷河をはじめとするアレッチ政界遺産エリア、オーバーワルド、フルカ峠があり氷河急行路線でもある。またブリークからシンプロントンネルを抜ければイタリーです。
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南はマッター谷を遡ればツェルマット、ザース谷の奥にはザースフェーといった山岳リゾートがあります。西はローヌ谷を下るとシエール、シオン、マルティーニと云った街、北はレーチェンベルグトンネルでベルンやインターラーケンへアクセスできます。鉄道だけでなく駅前からはポストバスも近郊に運航されています。このように山岳リゾートへの交通の利便性がいいことで今回フィスプに8泊することに決めました。そしてまわりが山々に囲まれた比較的閑静な街です。
駅前近くにはホテルや商店街があり、スイスの2大スーパーマーケット COOP と MIGROS もあり。
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通りの右手にCOOPがあり、滞在中はここで買出しをすることにしました。
野菜や果物は新鮮で豊富にあり、円安になる以前の水準(@120円くらい)なら日本と同じかやや高いという程度です。同じ前提で云うとワインは日本より幾分か安いと思います。乳製品はほぼ同等かやや高い。お寿司等も売っていますが日本の3~4倍くらい。その他雑貨は割高です。スイスフランベースでも最近は物価が上昇しています。レストランやサービス関連の価格はとても高いです。我々日本人にとって問題なのは「行き過ぎた円安」、これに尽きます。この状況はどうしようもないです。買ったり食べたりする時には「スイスフラン」で支払う訳ですから、逐一円でいくらと換算しない。(笑) *スイス人が日本を訪れたらその逆、スイスの物価と比べれば半分以下、バカ安天国と感じるでしょう。
到着した日の翌日は午前中天気がよくないのでフィスプを散策することにしました。
駅前からホテルやレストラン・ショップが立ち並ぶバーンホフ通りを南に下ると旧市街にでます。
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旧市街(アルトスタット)が見所です。スタートはカウフプラッツ(市場)から。週末には農産物(ピュールマート)が出店されます。
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広場の奥の路地を入って行きます。
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石畳の坂を登って行きます。
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フィスプ川河畔の広場に下ります。![20240701V15.png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/20240701V15-3a708.png)
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左の尖塔はドライケーニッヒ教会、右はセントマルティーニカトリック教会・
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近くにはシュールハウス、学校? 調べてみたら「ゼップブラッター小学校」FIFAの八代目会長が通った学校で、そう名付けられたようです。後年汚職で失脚したようですが、地元の誇りだったんでしょう。
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元祖は14世紀に建てられたブルガー教会ですが、後にドライケーニッヒ教会として統合されたようです。
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石畳の狭い路地
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なんて素敵な路地なんでしょう!
ドライケーニッヒ教会への階段
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ベランダや窓に花が飾られているのはスイスらしいです。
マルティーニ広場。ブレグナーハウス、左奥にはドライケーニッヒ教会。広場の南はセントマルティーニ教会があり、フィスプのランドマークになっています。
背景には残雪のアルプス。
セントマルティーニ教会(カトリック)へ
教会の上階から北の丘陵地を眺める。右はドライケーニッヒ教会
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奥に進むとテラスがあり、フィスプ川や谷を挟んで西側の山稜の風景が望めます。
ワイン酒場の看板
月曜日の日中ですが、人出も少なく閑静な街歩きが楽しめました。
右の白い建物の地上階はVINI FINOというワイン専門店、地元では有名な店のようです。
どこも絵になるようなレトロな路地です。
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中世にワープしたような気分でした。
カウフプラッツに戻ってきます。約五百メートル四方に細い路地が入り組む旧市街ですが、見どころ満載です。
この記事へのコメント
素敵な旅をなさったのですね。
imarin さん、 今年も道楽させて戴きました。感謝です。以前と比べ海外での日本人旅行者が大幅に減っていることに気づかされます。多くの日本の方が海外へ出かけやすくなる日が再来することを切望します。
ぼん さん、 石畳の道は、歩きにくいです。でもノスタルジーを感じさせてくれます。!(^^)!
koh925 さん、 もう15年経ちましたか。それでもお元気にお出かけされ微笑ましく拝見しています。 スイスは希望する旅行先としては人気がありますね。
ファルコ84 さん、 ひとそれぞれの価値観ですが、ヨーロッパは歴史史跡もあり、風光明媚でアジアとは一味違った魅力がありますね。最後にパリを訪れました。オーバーツーリズムや物価の高さ、治安の悪化といった負の面もありますが、伝統と歴史を改めて感じました。
まわりがアルプスに囲まれた田舎町ですが、閑静で過ごしやすそうです。
tochimochi さん、 イタリーやアレッチ氷河、ツェルマットへのアクセスもいいローヌ谷の街ですが、中世の雰囲気を感じさせる街並みを歩くのもいいですね。数年前に購入したフランやユーロですが、滞在中は円換算しないようにしています。(笑) 外食のコストもありますが、お肉や脂っこい現地食事は好みではありません。日本からアルファ米、麺類、レトルト、フリーズドライ食品を持ち込みました。現地では野菜、果物、パン類、乳製品、ソーセージや魚などを調達しました。
八犬伝 さん、 仰せの通りです。経済がグローバル化しドルの価値が普遍的になりつつあるなか円安は日本円のみならず日本の資産価値が下がる訳です。無節操な金融緩和で金利差が開けば当然でこれは国が招いた災難です。お金をただ同然で借りられる世の中はおかしいと感じるのが正常だと思います。
テリー さん、 やはり健康が第一ですね。健康で元気でなければ働くことも楽しむことも出来ないです。また家族の健康も同様で、急遽入院とかで旅行キャンセルもありますね。参考までですが、旅行キャンセル保険というのもあります。
kuwachan さん、 石畳の道、土台や屋根が石造りでモルタル壁の家々、ゴシックの協会とタイムスリップした感じです。歴史を感じさせる街並みが直ぐ近くで見れるとは思いもしませんでした。
えすぷれそ さん、 私もフィスプは交通の便利さだけを期待しましたが、旧市街がとてもいい雰囲気でいい街歩きが出来ました。元々スイスは山国で多くが輸入だったんで物価は高かったですね。それに輪をかけて円安だから日本人には高く、日本人観光客は激減を実感します。
円高にスイッチして、海外をバカ安!と言いながら旅したいです。
夜の撮影忘れてヨーロッパのこうした路地をスマホで撮りながら歩くのが夢です。
そこにも、ひかれるのでしょう・・・
とにかく、異文化に触れることは魅力です。
私もヨーロッパ旅行の番組を好んで観ます。
それから15年過ぎましたが懐かしいです
今は87歳、坂道の上り下りも疲れる年齢になりました
鎧戸のある窓がまた素敵で。
超円安で、海外旅行に行くのはつらいですが、高齢になると、自分の健康だけでなく、パートナー、パートナーの親などの健康状態で、旅行に行けなくなりますから、行ける時に行くのがベストですね。
円安
諸悪の根源ですね。
何も対策しない政府、困ったものです。
古都の雰囲気を味わいながら歩くのは気持ちが和んだことでしょう。
残雪のアルプスも眺められましたね。
明日からのトレッキングに心も弾みますね。
それにしても超円安のおかげで物価高が大変ですね。
スーパーでの買い出しで食費を節約しなければいけませんね。
ツアーでないと、こうして天候の具合を見て、街中を散歩したり出来て好いですね^^
石畳の狭い路地は魅力的です♪
教会の向うに残雪のアルプスが見える...
いかにもスイスらしい風景が素敵です。
ほとんど記憶もないのですが、こんなに風情のあるいい街だったとは。ちょっと残念。
当時1CHF=約90円くらいでしたが物価は高く感じました。
2階のベランダの虫除けを兼ねた花、微笑ましいです。
Jetstreamさんのこういう旅を拝見するとここは確かに外国なんだ~と憧れます。