国境を越えてシャモニーへ
7月8日 スイス・フランス国境を越えてシャモニーへ移動します。
右の白い山がモンブランです。
掲載写真の大半はアクションカメラの動画から切り出した写真です。車窓から写真も写り込みあり。画質が劣化して見苦しいですが何とぞご容赦の程お願いいたします。
8日間のフィスプ滞在を終えてシャモニーに向かいます。
![B00スクリーンショット (1496).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B00E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1496).png)
出発する朝のバルコニーからの眺め。フィスプで滞在したアパートは街なかのアパートで、階下がパブで週末の夜は騒がしいという不満点もあったんですが、広くてモダンな感じ。何と云っても鉄道駅・バスターミナルに至近であったことがが最大の利点です。スーパーマーケットも駅近くにありアパートへの帰宅途上で買出しができました。個人旅行で公共交通機関を使った旅の場合は宿泊先は駅の近くがいいですね。でも確保するのは難しいし、値段も年々高くなっていますのでいろんなサイトで物色、比較しながら見つけるようにしてます。
本日のフィスプからシャモニーまでのルートです。
![B01スクリーンショット (1468).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B01E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1468)-f356e.png)
フィスプ駅からジュネー空港行のインターシティに乗車、フィスプともお別れです。
40分ほどでママルティーニに到着。
![B02スクリーンショット (1498).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B02E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1498)-a6b68.png)
マルティニーでMBXモンブランエクスプレスに乗り換え。
![B03スクリーンショット (1499).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B03E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1499)-de3d4.png)
MBXモンブランエクスプレス、展望車です。
![B05スクリーンショット (1506).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B05E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1506)-5b4d7.png)
国境の駅まで約50分、バロルシーヌに着きます。パスポートコントロールもありません。シェンゲン協定域内国間の移動は90日以内ならば出入国審査は不要とのことです。
![B06スクリーンショット (1509).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B06E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1509)-7b6be.png)
ここでフランス側に向かうプラットホームでシャモニー行に乗り換えます。乗継時間が短かいことは事前に承知していましたので、フィスプ駅窓口でシャモニーまでの通し切符を買っておきました。(自動券売機ではスイス域内までしか購入出来ません。)
![B06スクリーンショット (1504).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B06E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1504).png)
車輛には路線図が書いてありました。
![B08スクリーンショット (1517).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B08E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1517).png)
車窓からの風景。ヨーロッパアルプスを走る鉄道はベルニナエクスプレス、氷河急行、ゴールデンパスエクスプレスなどがあり、展望車の車窓からの眺めも素晴らしいです。鉄道の旅が楽しくなりますね。
![B09スクリーンショット (1518).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B09E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1518)-84b5c.png)
尖った針峰ドリューが見えてきましたので、シャモニーは間もなくです。
![B11スクリーンショット (1528).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B11E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1528)-6f899.png)
シャモニー駅(SNCFフランス鉄道駅)前です。予約したシャレーは駅から数百メートル、エギュードミディロープウェイ駅へも数百メートルととても利便がいい場所にあります。
シャレーの区画と入口がよく分からないのでオーナーに電話したら、直ぐパートナーが駆けつけてくれて部屋に入ることができました。シャレー玄関でピンコード(4桁)と部屋前のキーボックスのピンコード(チェックアウト時)が必要です。
![B25スクリーンショット (1555).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B25E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1555).png)
シャレーのバルコニー(南側)はモンブラン山群と針峰群が見える特等席。標高は約1,500Mでとても過ごしやすかったです。
![B24スクリーンショット (1551).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B24E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1551)-b3018.png)
西側のバルコニー(西側)からはプレバンが見えます。シャレーからの眺めが素晴らしいです。
御覧の通り木造の伝統的な造りの建物ですが山のリゾート感がたっぷり、気分が癒されそうで過ごしやすい居場所です。洗濯機・ドライヤーも部屋に設置されて便利です。バケーションレンタル専門のサイトでバスターミナル近くのアパートを予約していましたが、書き込みを見るとよくない評価もあり。書き込みの評価はその時々の状況にも依りますので鵜呑みにできませんが、同じようなコメントがいくつもありました。他のサイトでこのシャレーを見つけることが出来、予約をキャンセル。無料でキャンセルできる期限前なのでデポジットは全額戻ってきました。急遽変更しましたが、正解でした。
![B13スクリーンショット (1531).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B13E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1531).png)
1週間滞在するのでモンブランマルチパスという乗り放題のトラベルカードを購入するため、モンタンベール鉄道駅へ。上の写真はモンタンベール鉄道駅への陸橋から見たシャモニーモンブラン駅(フランス鉄道SNCF)です。
![B14スクリーンショット (1532).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B14E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1532)-013e2.png)
モンタンベール鉄道駅。ここでモンブランマルチパスが購入出来ます。磁気カードのパスはシャモニー地域の鉄道、バス、ロープウエイやゴンドラに使用できます。この駅がグランドジョラスとメールドグラスが見られるモンタンベールへ向かう駅です。マルチパスはエギューデュミディ駅でも購入できます。(5年前オンラインで購入しましたが、磁気カードのパスを入手するためにはどちらかの駅に赴く必要がありました。)
![B15スクリーンショット (1534).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B15E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1534)-8daeb.png)
次にツーリストカードを入手するために、市街にあるツーリストオフィスに向かいます。
![B23スクリーンショット (1547).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B23E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1547)-af789.png)
市内を流れるアルブ川。氷河を源流としているのか、白く濁った色です。
![B16スクリーンショット (1537).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B16E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1537)-3354c.png)
バルマ広場、初登頂したバルマとソシュールの銅像。
![B17スクリーンショット (1538).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B17E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1538)-c9502.png)
ラミティエ広場。このあたりが街の中心で、ホテル、レストランやいろんな店が並んでいます。
![B18スクリーンショット (1540).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B18E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1540).png)
モンブラン・サンベルナルド教会。すぐ西側にツーリストオフィスがあります。ここで域内のミニバスに無料で乗車できるパスを申請入手しましたが、駅、ターミナルに近く使う機会はありませんでした。
ツーリストオフィスでは5年前には日本人観光客に日本語で対応する専用の窓口が設けられていましたが、今はありません。片や街中でも中国語やハングルの表示が目立ってきました。中東やインドからの観光客も多くなりました。
![B19スクリーンショット (1541).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B19E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1541)-ba3be.png)
左手がエギューデュミディ、タキュール、真ん中のやや低い真っ白な山がモンブランです。その右の大きく見えるのがゲーテドーム、シャモニーから見ると大きくこの頂がモンブランと間違える方が多いとのこと。さらに右の尖って見えるピークはポワントバイユー。
![B21スクリーンショット (1543).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B21E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1543)-59da6.png)
ポストオフィスのATMに立寄り、デビットカードでユーロを引き出します。このときJ.YENかEURO€、どちらの口座で決済するかの選択画面が出てきますが、€口座決済とします。旅行中は円安のピークでした。;; €は数年前に購入した分なので円換算はしないようにしますが・・・
しばらくは緩やかな円高への流れが続くでしょうが、長期的スパンでは円安、残念ながら日本のポジションは低下していくと思われます。円安だけでなく、すべての物価も上がっています。それでも欧米の主要国は賃金の上昇が伴うので結果的にはGDPも増えるという好循環で経済成長が持続します。日本は物価上昇に見合う賃金アップが不十分で停滞からの脱却はまだ見えていません。5年前の同時期にもシャモニーに滞在しましたが、今回は日本人観光客は激減の様相で、フェードアウトしつつある日本を感じざるを得ません。
![B26スクリーンショット (1559).png](https://jetstream777.up.seesaa.net/_imagesblog_0d1jetstream777/B26E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E3838820(1559).png)
シャレーに戻ったらモンブランが山群が夕景に染まりつつありました。
ここまでのトップの写真以外は、メモ代わりのアクションカメラ*2.7K動画から切り出したショットを長辺640pxに縮小したカットです。画質は粗くノイズもありますが、ブログにはなんとか堪えられるレベルなのかな? ここからはミラーレス一眼で撮ります。
モンブランの山頂部、温暖化で年々氷河が後退しつつありますが、名峰モンブランには雪がいっぱい。
エギューデュミディ展望台。天気予報では翌日9日も天気がよさそうです。
5年前に訪れたエギュー・ルージュ(北側の山稜にある赤い針峰群)にあるラックブランに登ってみることにしました。
この記事へのコメント
夕陽に輝くモンブラン、とても素敵ですね(^^♪。
動画の切り出しなら、軽いし、自由度高いですね。
gopro9を持っているのですが、そろそろほかのアクションカメラに変えたい気分です^^
Inatimy さん、 バルコニーからまわりの山々の朝晩の眺め、ちょうど角部屋だったんで最高のロケーションでした。シャレーは駅から4~5分でしたが繁華街とは離れていました。大都市の駅近くは喧騒でセキュリティーも懸念ありますね。スイスではチューリッヒやジュネーブ以外なら、駅の近くでも比較的落ち着ける宿がみつかりそうです。
koh925 さん、とてもお元気ですね。エギューデュミディ展望台はロープウェイで一気に2千M以上昇るので、高山病になりますよね。(+_+) とにかく、大きく呼吸をして、ゆっくり歩くこと。
展望台からの天空間は言葉に尽くせないですね。
ドリューは西からみると天を突くような鋭い岩峰。どうやって取付くのか興味があります。
ドロミテにも針峰がありますが、シャモニーの針峰群が一番だと思います。どうやって出来たんでしょうね。
テリー さん、 街からのモンブランの眺め、記憶に残りますね。
八犬伝 さん、 移動でなく滞在目的の宿は快適でありたいですね。いままで大外れはなかったんですが、掲載写真のイメージとあっていれば正解です。 設備等は価格とのバランスがあるのでしかたありませんが、清潔で清掃されているか、この点がきになりますね。書き込みは個々の印象と感じ方ですが、同じようなことがいつくも書き込みされていれば確認した方がいいですね。
JUNKO さん、 日本では見られない別世界、これが海外旅行の楽しみと思います。
素晴らしい眺めの前には立ちすくむ場面が多いです。
どんな由来なんでしょうね? マッターホルンという名前のケーキがあってもよさそうです。
レンタカーを使わない個人旅行の場合は駅に近い宿がいいですね。3年前まではレンタカーで移動しましたが、海外では事故のリスクも心配なので、列車バスにしました。でもスイスの列車は快適で素晴らしいです。
ファルコ84 さん、欧州では国境はあってないようなものです。娘さん大変なトラブルになりましたね。送金は申請と手続きが面倒ですね。いまはグーグル翻訳やチャットGPTといったオープンAIで翻訳が出来楽になりました。
tochimochi さん、 スイスでの移動はアプリとグーグルマップで簡単に検索できて楽になりました。
宿もいい場所で安い値段のところをサーチしますが、需要も多く皆さん早く予約する傾向になり難しくなりました。とにかくいったんキャンセルが可能な宿を確保して、予定が迫ったら再度チェックするのがいいのかなと感じます。何泊もしますので、滞在先でも寛げるようなところを探しますが、今回はラッキーでした。
エギューデュミディから西への稜線を辿ってモンブランというルートもありますが、西側からゲーテ小屋経由ルートのほうが一般的なようです。
妻やツアー仲間から驚かれたことが有ります
標高は富士山の山頂と同じ、皆さんはそれどころではなかったようです
バルコニーが2面にあるとは♪ 眺めもとっても良くて。
残雪の山々が夕陽色に染まるの、美しくて目が離せませんね。
駅やバスターミナル付近は物騒だったり騒がしいところが多いので、
怖がりな私はそこから少し離れたところにいつも宿を探してます・・・。
モンブラン、真っ白で美しいですね♪
車窓から観る風景も素敵です。
のんびり、列車の旅も好いですね^^
モンブランの山々が赤く染まって神秘的です。
良かったですね。
評判は鵜呑みには出来ませんが
同じような書き込みが続く場合は要注意ですね。
JR貨物の手抜き工事、一寸情けないですハイ!
移動も細かいところまでチェック済みでさすがはJetさんです。
モンブランが間近に見える街の風景はゆったりしていて散歩も快適そうです。
エギューデュミディ展望台は凄いところにありますね。
右側の稜線を辿っていくのでしょうか。厳しそうです。
娘が海外好きでチェコの友人に会いに行ったことが有ります。
誤ってドイツに侵入しパスポートもなく、警察から罰金を言い渡され
ドイツ銀行に罰金を言い渡され送金したことがあります。
書類を読むのや送金に苦労しました。ハイ!
国境も、明確でないようです。
「モンブラン」というケーキ屋さんのモンブランを思い出しました(笑)
個人旅行の時には公共交通機関の駅に近いところがいいですよね。
宿泊代は高いかもしれませんが、交通費は安く済みますし、時間も有効に使えることも大きいです。